- terraformのバージョン管理どうすればいいのか?
- terraformの複数バージョンを簡単に動かしたい
- terraformのインストール方法が分からない
と、疑問を抱えている人の疑問を解決できる記事になっています。
なぜなら、私も同じ疑問を抱えており、疑問を解決する為に
調べて試したことを記事にしました。
記事では、tfenvにてterraformをインストールしてterraformの
バージョンを切り替える方法を解説します。
記事を読み終わると、tfenvでのterraformのインストールと
terraformのバージョンを切り替える方法に少し詳しくなります。
tfenvとは?
tfenvは、複数のterraformのバージョンを簡単に管理できるツールです!
バージョン毎の環境を作成するのではなく、tfenのコマンドラインで
terraformのバージョンを切り替えることができ便利ですね。
残念ながらtfenvは、terraform公式が作成したツールではないんです。
もし、terraform公式サイトで紹介しているインストール方法が
知りたい方は、以下記事を参考にしてみてください。
tfenvインストール
以下にtfenvにてterraformをインストールする方法を紹介します!
今回、tfenvをインストールする環境はwindows WSL(Ubuntu)に
なりますが、tfenvはLinuxをサポートしているので、CentOSとか
でも利用できますね。
tfenvインストールをインストールする前にすること
tfenvをインストールにはGitが必要になります。
Gitを利用したことがなければ、Gitのインストールを行いましょう。
- Gitがインストールされているか確認
git --version
- Gitをインストール
sudo apt install git
git --version
tfenvを設定する
- tfenvインストール
git clone https://GitHub.com/tfutils/tfenv.git ~/.tfenv
- tfenv設定 ※コマンド実行にパスを通す
sudo ln -s ~/.tfenv/bin/* /usr/local/bin
- tfenvがインストールされているか確認
tfenv -v
tfenvをアンイストール(削除)する
ディレクトリ削除でtfenvをアンイストール(削除)できますので
不要になったら以下で削除しましょう。
rm -rf ~/.tfenv
terraformをインストールする
これからtfenv経由でterraformをインストールする方法を紹介します。
tfenvでterraformをインストールする
tfenvでterraformのバージョンを確認してから
インストールします。
なお、terraformのリリースバージョンはterraform/CHANGELOG.mdで確認できます。
- terraformバージョン確認
tfenv list-remote
- バージョン指定してインストール
tfenv install 1.1.5
※注意:バージョン名の末尾が「-rcXX」「-betaXX」「-alphaXXX」は開発中バージョン
※例:「1.1.5」バージョンをインストールしている
- インストール済みterraformバージョンの一覧
tfenv list
- 利用しているterraformバージョンを確認
terraform --version
tfenvでterraformのバージョンを切り替える
tfenvにてterraformのバージョンを切り替える方法は以下になります。
- バージョン指定してインストール
tfenv install XXXX
※「XXXX」は利用したバージョンに変更
- バージョンを切り替える
tfenv use XXXX
- 利用しているterraformバージョンを確認
terraform --version
※バージョンが切り替えたものであればOK
まとめ
今回は、tfenvでterraformをインストールする方法を書いてみました。
やった内容をおさらいすると以下になりますね。
・tfenvをGitコマンドでインストール(削除はディレクトリ消すだけ)
・tfenvでterraformをインストールする方法
・tfenvでterraformのバージョンを切り替える方法
terraformでのバージョン管理はどこでも課題にあがることだと
思います。
公式ツールではないですが、テストや要件が厳しくない環境であれば
簡単にバージョンを切り替えできるので、便利なツールですね!