概要
WSL上に設定したOpenShiftにWindowsからのSSHポートフォワーディングでアクセスしたいと思いWSLにSSHサーバを設定した際の備忘録
環境
- Windows 11 Home
- WSL2 (Ubuntu 22.04.4 LTS)
インストールと設定
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WSLでsystemd を有効にする
※ ファイルがない場合、以下内容で"/etc/wsl.conf"ファイルを作成します。
※詳細はここを参照tech-0222@MSI:~$ cat /etc/wsl.conf [boot] systemd=true tech-0222@MSI:~$
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パッケージインストール
sudo apt install ssh -y
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サービスの自動起動の有効化
sudo systemctl enable ssh
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サービスの起動確認
sudo systemctl status ssh
SSHポートフォワーディング用のsshd_config設定
SSHポートフォワーディングで利用する為の最低限の設定をします。
これがないと、ポートフォワーディングがエラーになりました。
※SSHサーバとしては、セキュリティ的にいろいろ設定した方がいいですが、今回は割愛します
# 変更ファイル
vi /etc/ssh/sshd_config
# 設定値の以下コメントをアンコメントする
ListenAddress 0.0.0.0
ListenAddress ::
- 上記設定がないとSSHポートフォワーディングで接続した際に以下エラーになりました。
ssh2_msg_channel_open_failure connect failed(2)
Name or service not known
アクセス確認
以下でアクセスできれば、WindowsからWSLにSSH接続できる環境が完成です。
- SSH接続に使用するWSLのIPを確認します (WSL上で実行)
ip addr show eth0
- PowerShellを起動してSSHコマンドでWSLに接続を試します。(Windows上で実行)
> ssh <USER>@<IP Address>
- 例
> ssh tech-0222@172.24.50.116
※"172.24.50.116"は、WSLで確認したIPアドレス
※"tech-0222"は、WSLのログインユーザ